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出生前診断の意味

2013年、あけましておめでとうございます。

クリフムのDr ぷぅは1990年台からずっと出生前診断を行ってきました。出生前診断は、診断することが目的ではなく、診断したときがスタートです。診断したことで赤ちゃんの命が左右される、ママやパパ、きょうだいたちの一生をも左右する。その責任の重さに何度もこの仕事をやめようと思ったこともありました。しかし、真剣に求める患者様たちに対応することが、生涯与えられた使命と思い、それを貫く決意をしました。

人生は1回だけです。後悔しない人生をママとパパに送ってほしい、胎児たちがいろいろなことを背負ってママとパパのところにやってきたことの意味をママとパパと一緒に考えていきたい。

この想いに共感する仲間、チームクリフム、クリフムファミリー、ぷぅチルドレンが増えてきました。この想いに共感する患者様たちがクリフムに集まってこられています。

今後どれだけの患者様に対応できるかわかりませんが、日本で出生前診断が正しい方向に進んでいくことを切に願っています。気を引き締めて2013年も地に足をつけて頑張ります。

院長ぷぅ

8月末に各メディアが公表した「ママの血液の中の胎児DNAでダウン症がわかる」ということについて。どうして、これまで超音波検査や組み合わせ検査などの遺伝学的スクリーニングや侵襲的検査を積極的に行っていなかった日本の施設が次々と手を挙げてこの検査をしたいのか、その目的ははっきりしませんが、まず、理解を正確にしなければならないですね。

  1. この方法はママの血中にわずかに存在する胎児cell-free DNAをつかっておなかの赤ちゃんがダウン症かどうか99%の確率でわかるというものですが、絨毛検査や羊水検査のようにすべての染色体の数や構造を診断するのとは全く違い、21番染色体の部分が微妙に多いかどうかで「ダウン症の確率がきわめて高いかどうか」を判定するものです。
  2. ママの血液中の胎児DNAが少なければ再度採血することになります。
  3. また、検査結果はあくまでもダウン症の確率がきわめて高いかどうかがでてくるもので、報道されているような「診断」ではなく「高精度スクリーニング検査」です。この検査法が「診断」ではなく「テスト(検査)」と呼ばれなければならないと国際出生前診断学会(IPDS)でも強調されています。(いまの日本の報道では「新型出生前診断」などと呼ばれていますが・・・)
  4. 従って、この検査で「ダウン症の確率がきわめて高い」つまり「陽性」と出た場合には必ず絨毛検査か羊水検査を受けて「診断」をしなければならないのです。たとえば10週で血液検査を受けたとして、12週くらいに結果陽性と出ても、その施設で羊水検査しかしていないところでは16週まで羊水検査を待たなければならないということになります。
  5. この検査は「赤ちゃんをしっかり見ることなしに」胎児の病気を見つけようとすることができるものですが、「赤ちゃん」の病気が心配なのに「赤ちゃん」を見ずして検査ができてしまうことに違和感を覚えるママたちも多いと思います。
  6. この検査の対象は「35歳以上の妊婦」ということになっていますが、35歳以上の妊婦さんでも多くは正常な赤ちゃんをご出産されています。クリフムでは35歳以上の妊婦さんでも胎児初期ドックで低リスクとなり、絨毛検査などをせずに元気な赤ちゃんを生んでおられる方が多くいます。
  7. これは私見ですが、胎児ドックのようにとことん赤ちゃんを見てから、侵襲検査(絨毛検査)か非侵襲検査(血液検査)か何もしないかを選ぶオプションのひとつとしてあるべき検査ではないかと考えます。
  8. 現時点では非侵襲的検査は絨毛検査よりも高額で結果までの時間がかかり、出る検査結果も絨毛検査のごく一部であるのが現実です。受ける患者様も自分の赤ちゃんのことですからぜひしっかり理解し、考えた上でこのオプションを選ぶかどうかを決められることを望みます。

昨日、思わぬお客様がクリフムに現れました。新井一令さんと田原悦子さんです。

新井さんは、ひげ爺として妊婦さんたちには水面下でよく知られている存在で、クリフムにこられる患者様の中にも新井さんのアドバイスを受けられておられる方がおられます。
ブログ: ひげ爺の子育てご意見番 いままでお会いする機会がなかったのですが、突然お友達になってしまいました。

田原さんはクリフムの近くで「お母さんのサポート」を中心にいろいろな活動をされておられる方で、いるかくらぶ ママたちの心強い味方です。

出会いってすばらしいですね。

院長ぷぅ

2010年10月4日、ジャカルタ(インドネシア)からドクター2名が来日し、約3週間クリフムで研修されています。彼らはインドネシアの周産期医療の先頭に立つベテランドクターたちですが、最先端の胎児診断を学んで今後の医療に役立てたいと強く考えておられ、インドネシア周産期医学の大ボスの命令で(?)来日されました。初めて見る絨毛検査や、胎児超音波診断をはじめ胎児医学を熱心に勉強されています。診療が終わってからも、ディスカッションが絶えません。新人のクリフムスタッフも一緒に英語でがんばってディスカッションに参加(?)しており、いい刺激になっています。

オッキー先生とギリー先生です。皆さんも是非応援してあげてください。 院長ぷぅ

じゅうもうだこ!?

クリフムでは妊娠初期の染色体検査、絨毛(じゅうもう)検査 が増えてきています。5月31日にふと気づくと右の手のひらに3つの硬結部位があり、なんだろうとスタッフと話しておりました。スタッフのひとりが「ペンだこならぬ、じゅうもうだこじゃないですか」と冗談ぽく言い、「そんなわけないじゃない」と流しておりましたが、その後の絨毛検査のときにあきらかにこれが「絨毛だこ」だということがわかりました。そういえば5月はこれまでになく1ヶ月で99件の絨毛検査を施行させていただきました。妊娠初期ドックを受けられる患者様が非常に多くなり、その中で絨毛検査をされた患者様が多く、たこができるほどだったということでしょうか。

昨日の診療後日本を出て、本日カタールのドーハに到着しました。こちらで一週間みっちり胎児超音波の講義と実技指導で明け暮れるため、来週はクリフム休診となりますが、その間に右手を癒してまた次週から来られる患者様に誠心誠意、胎児の診断をさせていただけるようにしたいと思っています。 院長ぷぅ

タッチの差で帰国

289991_c450 アイスランドの火山噴火でヨーロッパの航空機がほとんど欠航になっているニュースはご存じですか。噴火は4月14日でした。私はポルトガルでの超音波講座の講師に呼ばれていて15日予定通り関西空港を出発、ドイツのフランクフルト経由でポルトガルに到着しました。ヨーロッパに向かう途中で火山噴火により、その火山灰がヨーロッパを覆い、火山灰を飛行機が吸い込むと墜落の危険性が高く、北ヨーロッパでは空港閉鎖があいついでいるというニュースを知りました。フランクフルトから北ヨーロッパやイギリスに飛ぶ便は欠航になっていましたが、ポルトガルには定刻通り飛びました。ポルトガルに到着すると、ほかの各国の教授陣はほとんど来れず、講座は中止せざるを得ない状況だということがわかりました。ホテルに夜中の0時すぎに到着しました。予定では本日18日ポルトガルを出て明日日本に帰国予定でしたが、いやな予感がして、ホテルの部屋に入ってすぐにフライトの手配をして、とんぼ返りで帰国することにしました。ホテルを明け方4時に出てポルトガルの空港に向かいましたが、その後すぐにフランクフルト空港も閉鎖という情報が出て、フランクフルト経由で大阪に帰る予定の私は呆然としました。このままではヨーロッパから帰れなくなる! 状況としては北ヨーロッパやイギリス・フランス・ドイツの空港は全面閉鎖・・・南に飛べばいけるかも。そこで空港のスタッフにお願いしてローマ経由で大阪に帰る便をゲットしました。飛行機を待つ間も徐々に火山灰が拡がるかもと気が気でなかったですが、なんとかローマに飛び、ローマから大阪に飛び立ち、無事に大阪に帰ってきました。今もヨーロッパの空港閉鎖は続いており、被害は拡大していて、すでにイタリア北部の空港まで閉鎖になっています。私が帰国する予定の便ももちろん欠航のままです。空港周辺のホテルは満杯、ヨーロッパ内の陸路の列車やバスも乗客オーバーで一週間後までチケットがとれないなど、パニック状態のようです。私の友達の米国やヨーロッパの先生がたはあちこちで足止め状態のままです。南ヨーロッパを使う手段はだれもが考えること、いまではなんとか南に到達した人たちでローマもごった返していると思われます。私は48時間でヨーロッパ往復し、むこうのホテル滞在時間4時間弱という強行手段をとりましたが、20時間の旅の疲れでホテルで寝てしまっていたら今週日本での診療はありえないところでした。年間10回以上渡航していますが、このようなことは初めての経験でした。自然災害は大変怖いということを肌で感じました。ぷぅ

来る2月13日14日 日本イアンドナルド超音波講座アドバンストセミナー2010を主催させていただきます。妊娠初期の胎児診断についてのスペシャリストを養成するセミナーで香港から4人の招待演者を招いて160人の参加者が全国から集まります。クリフムは妊娠初期診断では全国で唯一のシステマティック初期胎児診断を行っているところですが、全国の妊婦さんのニーズに応えることはできません。一人でも多くのスペシャリストが増えて患者様が安心して妊娠生活を送れるようにと願っています。

2009年あと少し

2009年もあと少しになりました。あと3日診療があり、ご予約いただいている患者様たちとお会いできるのを楽しみにいたしております。今年もいろいろな患者様とお会いしました。北は北海道、南は沖縄まで本当にみなさんがフットワーク軽くクリフムに来院されるのに驚きました。また、海外からの旅行中に妊娠初期の時期を迎える外国人もイギリス筋から情報を入れて大阪に立ち寄られて初期検査を受けられるという、最近のママたちの用意周到さには脱帽です。きっと赤ちゃんのことを心配する親の気持ちがそうさせるのでしょう。お母さんたちが来院されてからネット上で書き込みをされたり、ブログを書かれたりしているのもちょくちょく拝見させていただいており、反省すべき点があればできるだけ直すようにしています。

今年もいろいろな国で胎児医学の講演や胎児超音波の実技指導をさせていただきました。来年2010年もすでに10カ国以上の国へ行く予定が入っています。また、来年10月には大阪で国際胎児神経学シンポジウムの開催をさせていただく予定で、世界中から胎児神経学の各分野のスペシャリストをお迎えすることになります。クリフムの3つのコンセプトである臨床・研究・教育をさらに充実させていき、世界をリードするクリフムでありたいと思っています。

たくさんの患者様からお便りを頂いており、なかなかお返事できずにおり申し訳ございません。患者様からのお手紙はすべて読ませていただき、大切にファイルさせていただいております。

来年も宜しく御願いいたします。院長ぷぅ

ハイヒールモモコちゃんのご主人(小林くん)がやっているちゃんこ屋さん(萩屋・本場所)に行きました。小林くんはかつてからとっても料理が好きで、ちゃんこ屋さんもいい雰囲気でした。吉本の芸人さんの写真がいっぱいあって、一緒に行ったスタッフたちはなかなか帰ろうとしませんでした。お店のスタッフもとっても活き活きとしていて、ちゃんこもおいしくいただきました。小林くんのお店のホームページを見て食べにいってくださいね。

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皆様おなじみのハイヒールモモコちゃんが突然クリフムにやってきました。「忙しいとこ、すみません。りっちゃんいる?」実はクリフム院長のぷぅとモモコは仲良しの親戚で、お互いなかなか忙しくて会う暇がないのです。「りっちゃん元気?」とテレビそのままのモモコは、2分しゃべって「今日、給食当番やねん。もういかなあかんねん」と立ち去っていきました。お互い3人の子持ちで仕事をしていますが、生活の色のでない二人の写真です。モモコのページも見てくださいね。

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