クロアチアのメシッチ大統領が今週公式来日されています。水曜日には大統領のレセプションパーティが帝国ホテル東京であり、クリフムのぷぅも大統領とクロアチア大使館からご招待を受け、出席いたしました。ぷぅはこれまで国際学会や超音波講座の講演などで何度もクロアチアに呼ばれたことがあり、大統領ともクロアチアのお話で少し盛り上がり、是非また今度クロアチアでお会いしましょうと言っていただきました。レセプションのときの写真です。(左から ぷぅ、メシッチ大統領、前田一雄鳥取大学名誉教授)
今朝のブログの続報です。
センターの小児脳神経外科のボスから携帯に赤ちゃんの脳腫瘍摘出手術が無事におわったと連絡がありました。本当によかったです。ご両親にとって長い長い5日間でしたね。赤ちゃんの成長を一緒に見守っていきましょう。
それにしても,もしあの時患者さんが足腰が痛くなく入院していなかったら・・・もしあの日,病院で技師さんが超音波検査をしていなかったら・・・もしすでに陣痛が始まってしまっていたら・・・もし私がその病院に行かない日だったら・・・
縁って不思議なものですね。赤ちゃんが作ってくれた縁を大切にしていきましょうね。 ぷぅ
先週もドラマがありました。
水曜日の夜、たまたまある病院にお邪魔したときのことです。その日が予定日だった妊婦さん(陣痛で入院されていたのではなく、足腰がいたくて予防的に入院されていた方)のおなかの中の赤ちゃんの一方の側脳室が少し大きいように思うとのことで超音波検査を依頼されました。(側脳室は左右の大脳の中にひとつずつあり、片方が若干大きいことは正常な赤ちゃんでもよくみられるものです。) 超音波検査をしてみると脳室が大きいのではなく、脳腫瘍が疑われる像でした。(赤ちゃんの脳腫瘍は何千人・何万人に一人という非常にまれなもので診断が難しいものです) もう予定日である患者様とご家族にお話しました。もちろん普通に分娩される予定の妊婦さんですから、何が起こったのか事態を理解することがむずかしかったと思いますが、落ち着いて話を聞いてくれました。その日の間に受け入れセンターの小児脳神経外科に連絡をとっていろいろな段取りをしました。患者様はその日その病院から退院されることになりました。患者様の精神状態が心配で玄関まで見送りましたが、「先生に出会えてよかったです」とおっしゃりしっかりした足取りで帰っていかれました。
木曜日の朝、クリフムにいらっしゃった患者さまの赤ちゃんを再度最新機器で診させていただき、脳腫瘍であることを確認し、3時間後にはセンターに入院されました。
金曜日、帝王切開で産声をあげた赤ちゃんは元気に泣き、お母さんに抱っこされました。どこから見ても普通の元気な赤ちゃんで、赤ちゃんの頭にそんな大きなことが起こっているようには見えません。赤ちゃんは生まれてすぐに小児脳神経外科の精密検査を受け、やはり脳腫瘍がはっきり確認され、3日後の月曜日に手術予定が決まりました。
土曜日、赤ちゃんとご両親に会いにセンターに行きました。ほんとにすやすやと眠る元気な赤ちゃんはママの病室で両親に見守られていました。お母さん、お父さんは「もし知らずに普通に分娩してこんな元気な赤ちゃんなら普通に退院して家で育て、突然急性症状が出て病院に駆け込んでいたかもしれないと思うと、こわいです。本当にたまたまの縁があり病気が見つかって、強い運を持った子だと信じていきます。」水曜日の晩に初めてお会いしてまだ二日半なのに、ここまで受け入れをされたご両親は素晴らしいと感動し、このご両親のところに生まれてきた赤ちゃんはなんと幸運なんだろうと思いました。
今日は赤ちゃんの手術の日です。赤ちゃんの手術が無事に終わるのを親と同じ気持ちで待っています。どうか赤ちゃん、がんばって。 院長ぷぅ
このところブログも更新せずお叱りを受けておりますが 、この10日間くらいの間にいろいろな患者様に会いました。銀行に行っても買い物に行っても電車にのっても私が胎児ドックをさせていただいた、あるいは外来でずっと診させていただいた患者様たちにお会いして久々の再会を楽しみました。日曜日に息子のサッカーチームの試合の車出しをしたのですが、息子の後輩のお母さんが8年前に外来で診させていただいていた患者様で、そのときの子供さんにもお会いしました。8年ぶりにお会いしたのに私の最近のことまでご存知で、いつもこのページを見てくださっているようでびっくり!!
また、水曜日にはご夫婦と一緒に悩みに悩んだ患者様の分娩にも立合いました。悲しい分娩のはずがいつのまにかママ、パパ、おばあちゃん、赤ちゃんの静かな対話に微笑みがこぼれました。
金曜日には、大阪のある大学産婦人科からの要請でその大学に行き、とっても苦しんでおられる患者様の胎児ドックをさせていただきました。大学の先生方も必死でその患者さまの治療・ケアをされておられました。患者様、おなかの赤ちゃん、家族の方々にお会いして、一緒にお話をしました。患者様の苦しみや痛みが少しでも癒えていくお手伝いができればと思っています。患者様とのご縁を作っていただいた大学の先生方にも感謝しています。
土曜日は香川井下病院での二回目の胎児ドックでしたが、井下病院にかかっておられる患者様以外にあちらこちらのクリニックや病院から御紹介患者様がいらっしゃり満員御礼で、お待たせした患者様もいらっしゃり申し訳ありませんでした。感激したのは、井下病院産科外来前で朝から私の到着を待ち受けていた患者さんたち(ドックにいらしたのではなく、私に会いにわざわざいらしていただいた方たちです)が、いらっしゃったことです。周産期センターに勤務していたときに長い入院生活の中で一緒に悩みを分かち合った患者様たちでした。涙を流しながらがんばった妊娠生活・出産・数々の出産後のドラマを乗り越えて見違えるように大きく育った子どもさんたちに会えて喜びでいっぱいでした。午後からも、センターの時に紹介されてこられ一緒にがんばった患者様が、出産後治療を経て大きくたくましくなった子どもさんたちを連れて面会にいらしてくれました。当時の思い出が走馬灯のようによみがえりました。
私にとって、患者様とのご縁、そして患者様たちが「本当によかった」と心から幸せを感じていける人生、後悔のない人生を歩まれていかれる姿を見させていただくことが何よりも宝物です。
倖田來未さんの「羊水」発言が話題になっています。ここで、羊水について解説しましょう。羊水は赤ちゃんがママのおなかで泳ぐプールの水のことですが、羊水は妊娠前半期から赤ちゃんのおしっこで作られています。羊水の量や質がうまく保たれているのは赤ちゃんがそのお水を飲んでいて羊水の循環があるからです。クリフムでは羊水検査のときに取った羊水をお母さんに(お父さんも立ち会っておられる場合にはお父さんにも)お見せしてまだ温かみが残る容器を触っていただいたりしますが、ほとんどのみなさんが透明な薄黄色の羊水を見て「こんな色なんですね!」と言われます。「赤ちゃんのおしっこですから」と言うと納得。ときに羊水がやや違う色に混濁している場合がありますが、心配はありません。赤ちゃんは自分で羊水を循環させて浄化することができるのです。羊水は赤ちゃんを子宮の圧迫から守り、赤ちゃんが自由に泳ぎながら体や肺が成長していくのを助けます。赤ちゃんが産生してくれるお水ですからママの年齢にも関係なく、とっても神秘的なすばらしいお水です。倖田さんも今はまだまだ若く「おなかの赤ちゃん」や「羊水」などとは無縁で、すっかり想像のなかでお話されたのだと思います。こんなすばらしい胎児の世界を知れば自然に理解できることでしょうね。いろいろな体験をもとに将来すばらしいママになっていかれるのを見守りたいですね。 院長ぷぅ
NT(胎児の首のむくみ)の国際基準となっているイギリス胎児医学財団(ニコライデス教授)からNT資格が発行されていることはこのホームページの「胎児の首のむくみ」のページでお知らせしています。この資格は日本ではまだクリフムのぷぅしか取得していません。NTが妊婦さんを混乱させている事実は明らかです。クリフムのぷぅはニコライデス教授、香港のTK Lau教授とともに1月に大阪国際会議場でNTの理論コースを行いました(ブログみてください)。さらに2月7日に香港のTK Lau教授に再来日していただき、クリフムのぷぅとともに実践コースをクリフム夫律子マタニティクリニックにて行いました。理論コースの試験を受けられた156名中33名が実践コースに参加され、ひとりひとり実際のNT計測を行いました。参加者のかたは実際日常臨床でNTを計測しているベテランの先生方ばかりでしたが、厳しい基準のNT計測法を学び取られ「非常に勉強になった」と帰っていかれました。ご協力いただいたのべ17名の患者様とおなかの赤ちゃんたちには心より感謝いたしております。ありがとうございました。 また、コース開催にあたりご協力いただきました方々にはこの場を借りて御礼もうしあげます。
橋下とおるさんが大阪府知事になったニュースで世の中もちきりですね。私も、地元大阪がこれからパワフルに変わっていくよう願っています。親近感を覚える橋本さんは子どもさんが7人もいらっしゃり、おなかの赤ちゃんを心配している妊婦さんたちのこともきっと理解してくれ、また産婦人科事情にも近い存在としてかなり期待がもてますね。 院長ぷぅ
香川県でのクリフム胎児ドック
1月 27th, 2008 by pooh
1月26日に香川県の香川井下病院で胎児ドックをいたしました。今年から1ヵ月に一度だけクリフムからぷぅが出張して胎児ドックを行うことになりました。クリフムの胎児ドックの方式にするために井下病院産婦人科がクリフムと同じ機器・設備を特設してくださったスペースでとどこおりなくドックは終了いたしました。以前、香川で診療していたときの患者様も来院され、久しぶりに元気な顔に出会い、また今回の赤ちゃんが無事に育ってくれていることを確認できて私も嬉しく思いました。香川井下病院は昨年からさらに産婦人科に力を入れておられ、妊産婦さんの食事も昨年11月からずいぶん変わったようです。ドックの合間に頂いた昼食はホテルのレストランの食事のようで大満足でした。四国の患者様たちが大阪のクリフムまで来られておられますが、少しでも近くで赤ちゃんの不安を取りのぞいていただければ、香川で胎児ドックをする意味が大きいと思っています。
ご希望の方は香川井下病院産婦人科に御予約が必要です。井下病院で分娩される方はドック料金は格安だそうです。
四国の妊婦さんたちにお会いできることを楽しみにしています。
クリフム院長ぷぅ
日本イアンドナルド超音波講座アドバンストセミナー2008を1/13,14日に大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で開催いたしました。1日目はNT(胎児の首のむくみ)についての日本初のセミナーで、香港のTK LAU教授と私とで8時間講義を行い、イギリスFMF(胎児医学財団)の創設者でありNT(胎児の首のむくみ)について世界の第一人者であるニコライデス教授が1時間半にわたる熱い講演を全国から集まった200名の参加者(多くがドクター)にされました。(イギリスと大阪をオンラインでつなぎ、生中継でこのセミナーのために講演をしていただきました) 夜10時までの10時間ぶっとおしの講演の嵐でしたが参加者の方は熱心に聞き入っていただいていました。
また、2日目は胎児脳特集セミナーで、脳に関する各界のスペシャルゲストの先生方とともに熱い講演を7時間半行いました。
6名の患者様にも快くご協力いただき、大盛会となりました。このセミナーが、「お腹の赤ちゃんのことを心配されていらっしゃる患者様がよりよい妊娠生活を送っていただけること」に少しでも結びついていくことを祈っています。
セミナー開催にご支援・ご助力いただきました方々にこの場を借りまして御礼申し上げます。
日本イアンドナルド超音波講座アドバンストセミナー2008オーガナイザー 夫 律子
あけましておめでとうございます。
昨年はクリフム夫律子マタニティクリニックの大阪移転オープンにともないまして、皆様にご迷惑をおかけいたしました。11月2日にオープンしましたが、おかげさまでクリフムも大阪の地に根を生やし、順調に診療が行わせていただけるようになりました。飛行機や新幹線で何度も通われた患者様、国内でその道の最先端施設にご紹介させていただいた患者様、胎児のむくみ(NT)や病気を疑われて泣きながらこられ、その後の胎児ドックや羊水検査で問題がなかった患者様、ドックや羊水検査で異常が見つかりその後の人生を考えておられる患者様、すべての患者さまご家族が幸せな道を歩まれることを心から祈ってやみません。
来る1月13日14日には、グランキューブ大阪(大阪国際会議場)で、「NT(胎児のむくみ)」と「胎児脳」についての日本初のスペシャルセミナー(日本イアンドナルド超音波講座アドバンストセミナー2008)を開催することになり、国内・海外からスペシャル講師陣を招待し、全国から医療関係者200名が参加されるセミナーとなります。その準備で年末年始明け暮れています。このセミナーが少しでも悩める患者様の役に立てるようにと願っています。
クリフム夫律子マタニティクリニックの診療は8日火曜日からになります。電話での御予約受付は7日午前9時から可能です。
2008年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
院長 夫 律子